韜晦日記

韜晦日記

Rietveldよりもプログラミングメインになりつつある

Rietveld解析初心者による備忘録とつぶやき

日記的ななにか。

あまりにも書くことが無いので日記的な何かを書いた。



朝10時。目覚める。工学部の朝は遅い。
その分夜も遅い。


自分勝手にフレックスタイムを導入している輩が多いからだ。怠惰な僕ももれなく、フレックスタイムの恩恵をあずかっている。


11時、研究室に行くために自転車を漕ぐ。半年前に奮発して買ったクロスバイクは、ママチャリとは違って地面を滑るように走る。買ってよかった。半年たった今でも自転車に乗るのが楽しい。


秋晴れの田んぼ道、こうべを垂れる稲穂が風に揺られて気持ちよさそうに収穫の時を待っている。僕としては寒いので風は吹いてほしくない。
この田んぼ道の私的七不思議の一つに、"風の吹く方向"というのがある。朝と夜に吹く風の方向が綺麗に正反対になるのだ。タチの悪いことに、登校。つまり朝は向かい風。従って夜も向かい風である。しかも結構強い。


今日も風に屈することなく学校についた。一体全体、何故周りに田んぼしかない場所に学校を建てたのか。わが校の不登校率が高いのが、この風の所為ではなかろうか。


研究室につく。真面目系糞真面目メガネこと吉田が既に隣の席でパソコンとにらめっこしている。相変わらず勤勉だなあ。


吉田。その無差別な優しさと、全てを受け止め吸収する海綿体の様な性格は正に聖人である。
しかし、彼の友達はそう多くない。何故だ。否、きっと浅く広くというタイプではなく、狭く深くなのだろう。
しかしそうなると、彼の雄大な心につけあがり、暴君となる人が後を絶たない。所謂暴君製造機なのかもしれない。世が世なら、彼は一国城主(暴君)の立役者になれそうだ。


因みに僕はその出来上がった暴君に彼女を寝取られている。元をたどれば暴君製造機の所為なのか。今、重大な発見をしてしまった。この瞬間、吉田と僕の間に戦線が張られた。


いや、彼は悪くないか。和平交渉だ。
詫びアイス3個割譲せよ。


16時、アルバイトに向かうために帰宅の準備。そんな折に、仲のいい先生が遊びのお誘いにやってきた。最近このバイトが理由で全然遊べていない。先生もバイトなんかやる必要ないから辞めてしまえと言う始末。困ったなあ。タイミングが悪いんだよね。

17時。アルバイト。僕のバイト先は個人経営の蕎麦屋。立派で豪華ではあるが、侘び寂びを忘れない、入母屋造りの農民家である。昼こそは大繁盛で猫の手も借りたいし、東奔西走である。
一転、夜は閑古鳥が鳴いている。ほんと、商売あがったり。

農民家は天井が高いし、一面木造のホールは民家似合わずだだっ広い。
そこに、阿保みたいに立派な大黒柱と阿保の子の僕二人、ただぽつねんと突っ立っているだけである。

レジの前には有名らしい霊媒師の本が数冊詰まれている。表紙には小奇麗におめかしした近所のおばちゃんと思しき人物が、ににこやかにこちらを見ている。
あまりに暇であるから、うっかりこの本を手に取ってしまい読みふけってしまった。初っ端から霊媒師のおばちゃんの自分語りが始まり、井戸端会議と何ら変わりない本だった。

19時。今日初めてのお客さんである。おばあちゃん1人。外はもうすっかり寒くなっている。おばあちゃんが明けた戸から、冷気が流れ込む。秋冷ってこのことかな。
彼女は温かい二八蕎麦を頼んだ。

20時。遂にお客が1人という大記録を打ち立てた。はあ、もしかしたら新しいバイト先を探す必要が出てきそうだなあ。

20時半バイト上がり。今日は満月。夜空を見上げると月暈が見える。うわぁ、珍しい。良いものを見たなぁ

24時。ビールを飲みながら、今こうしてブログを書いている。
執筆時間は30分だが日を跨いでしまったのが何となく悔しい。
もうすっかり秋だね。とっても寒いよ。冬が近付くのを感じる。お休み、2017年10月5日。