東京フィル定期演奏会@サントリーホール
さるクリスマス。
今年を振り返り締めくくる記事が散見されますが、当ブログは年末年始でも通常運転です。
東京フィルハーモニー交響楽団の定期公演会
東京に来たついでに、日本が誇る交響楽団。東京フィルハーモニーの定期演奏会を観てきました。
先の投稿にあったように、友人に誘われ東京フィルとRADWIMPSのコンサートに12/4に行ってきました。
東京に発つ前日、私はふと思ったのでした。
どうせ東京に行くんだし、翌日東京フィルの公演があれば見に行こうかな。連荘とか幸せかよ。
と。
調べてみると、なんと翌日に定期演奏会があるではないですか。しかも当日券が残っています。
きっと神の思し召しです。先月頑張ったご褒美に奮発して見に行こうではありませんか。
さて、「君の名は。」のコンサートに一緒に行く友人を誘ってみます。
「俺は新幹線で帰るわ。」
まじか。残念でありますな。しかし、私は心に決めております。絶対に東京フィルを聴きに行くと。
かくして、友人とは軽く東京で遊んだ後に別れ、サントリーホールへ向かうのであります。
今回は第899回サントリー定期シリーズです。
曲目は以下の通りになります。
- カバレフスキー, 歌劇『コラ・ブルニョン』序曲 op.24
- チャイコフスキー, ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調 op.23, 1-3楽章
- チャイコフスキー, 交響曲第4番 へ短調 op.36, 1-4楽章
さて、サントリーホールについたので前売り券を買いましょう。調べによると、なんと学生は当日券1000円で購入できるそうです。なんとまあ。購入したチケットを観たらなんとS席。
身に覚えのない日々の善行がついに功を奏したのでしょう。うれしさで素直に笑みがこぼれます。
ホールに入ると綺麗にイルミネーションが飾られています。もうクリスマスですね。って、もう終わったわ。自分の席は2階席前方です。一目でオケを俯瞰して見ることできます。素晴らしい。
隣には同年代の美女がいます。天から分けた彼女の黒髪は黒檀の光をまとい、肩を撫ででいます。横顔を見るとすらっと通った鼻筋に大きな瞳が印象的で、彼女の隣に座るだけで馥郁たる香りが漂ってきます。
つい、声を掛けたくなります。そんな勇気は宮城に置いてきたので無理ですが。
って、記事の趣旨が変わっているんだが。気持ち悪さ全開で笑う。
カバレフスキー『コラ・ブルニョン(クラムシの親方)』
カバレフスキーは20世紀ソ連時代の代表的な作曲家です。ていうか、今回の定期演奏会、全員ロシア人です。おそロシア。
コラ・ブルニョンはカバレフスキーが初めて作ったオペラであり、今回の曲目は序曲です。
コラ・ブルニョン (オペラ) - Wikipedia
この序曲はファンファーレ風に非常に明るく軽快に始まり、まさにコンサートの幕開けには持って来いの曲です。ファンファーレと熱狂はセットですね。
サントリーホールは驚くほど音響がいいものです。
ヴァイオリンが奏でる糸を紡ぐような繊細な音が、1つの塊となって身体にぶつかるのを感じます。
普段CDで聴くようなものとはまるで違く、全ての楽器が独立した音の塊となり上からそれぞれに襲いかかるのです。
そう、下から音が鳴っているはずなのに上から音が降りかかってくるんですよね。
非常に不思議な体験です。2つ目の写真にある天井からぶら下がっている反響版が効いているのでしょうか。
とまあ、聴いた曲ごとに何か書いていこうと思いましたが、バイトに行かねばなりません。
今日は大晦日、蕎麦屋で働く僕は年越し蕎麦をお客さんに運ぶロボットになります。
うぃーん。年越し蕎麦ロボットだよ。
果たして、よる夜中にわざわざ蕎麦を食べにくるモノ好きはいるのでしょうか。
年末だしみんな飲んで家で年越し蕎麦食べるだろ、普通は。
まあ、込まないことを期待して行ってきます。
それでは良いお年を。