Mendeley Desktopでの問題(クラッシュなど)の解決法
文献管理ソフトMendeley
Mendeleyは論文を管理するためのソフトです。Windows, Mac, iPhone, Androidの各OSで提供されており同期が可能なため複数のPCやタブレットを使用する私にとっては有難い存在です。
Mendeleyを使うと"Microsoft Word"で資料を書く際の文献管理、参考文献の挿入も自動でできるようになります。
また、MendeleyがElserverに買収されたことにより文献データベース「Science Direct」と連携が可能になり更に使いやすくなったかと思います。*1
そんなMendeleyですが、MacやiOS版ではクラッシュやバグに悩まされることがたまにあります。
今回はバグが発生した時の対処法について書いて行きたいと思います。
Mac版 Mendeley Desktop
起動時にクラッシュする。
Mendeley desktopは起動時の同期読み込み中にクラッシュすることがあります。一度クラッシュを起こしてしまうとその後何度起動しても途中でクラッシュしてしまうのでウンザリです。。。
ターミナルからMendeleyを実行するとログが出力されるのでログを観察して原因を探ります。
cd /Applications/Mendeley Desktop.app/Contents/MacOS/<br>
- ターミナルからMendeleyを実行
Mendeley Desktopは名前の間にスペースがあるため ” ” で囲む
./"Mendeley Desktop"
- ログが出力されるのでクラッシュした時のログから問題になっているファイルを削除してみる。
私の場合はWordとの連携に問題があったようで、一度Word上のプラグインを削除し、Mendeleyを再起動したところ直りました。
※ネットでクラッシュの問題を検索してみると基本的にはMendeleyを再インストールすると直るようなバグが多いようです。
ウィンドウの最大化が直らない。最小化ボタンなどが消える。
MendeleyのMac版では起動時に最大化・最小化ボタンが表示されず、画面の大きさも変更できない問題が生じるようです。
僕自身で原因を調べてみたところ、Mendeleyの画面を最大化している状態で [command + Q]を押してアプリケーションを終了すると、次回起動すると最大化・最小化ボタンが消えさるようです。再現性は取れていました。以下の写真がその症状です。
対処法
- Mendeleyを終了
- Finder > [移動] > [フォルダへ移動]
- ~/Library/Preferences と入力
- [ com.mendeley.Mendeley Desktop.plist ]というファイルを探して削除
- 再度Mendeley起動
これで直っているはずです。
直らない場合は、もう1つ同じフォルダにmendeleyの名前が含まれた.plistファイルが生成されていると思うので探して消して見るといいと思います。